ウォーターサーバーといえば、会社や病院の待合室に置いてあった業務用のものが多く、そういったイメージがありましたが、現在は一般家庭にも置けるウォーターサーバーが人気です。広く普及し始めたウォーターサーバーですが、天然水の種類や価格、サーバーの種類などサービスが豊富になってきました。水の種類には大別して「天然水」「RO水」の2種類があります。天然水は特定の水源から採水された地下水を原料にして、ろ過・沈殿・加熱処理をほどこしたミネラル分が豊富な飲料水です。
RO水はミクロレベルのフィルターを通してろ過された水で、天然水と違ってミネラル分が一切含まれていない純水に限りなく近いピュアウォーターとなります。これらの種類に加え、水には硬度による分類で「硬水」「軟水」があります。デトックス効果や便秘解消効果のある硬水は、美容に気を遣う女性に人気です。逆にミネラル分の少ない軟水は胃腸にやさしいため、赤ちゃんのミルク用として選ばれています。
最近はデザインを重視したサーバー本体が増えてきて、インテリアにもなるためデザインで選ぶ人も多いようです。さらに設置スペースが必要なため、家具の隙間に置けるスリムな省スペースタイプや、カウンターの上にも置ける卓上タイプなどが増えています。業者にもよりますが、一般的にはサーバー本体は無料で、お金がかかるのはボトルに入った水だけというのがほとんどです。ボトルの価格も安く、500ml換算で50~100円ほど。
冷水・温水を使えるという利便性から、市販のミネラルウォーターを買い続けるよりお得となります。